文本描述
2008年最新硕士论文《中日两国佛教语考察》.rar
三昧:現代中国語では、「秘訣」をさすが、仏教では、「心が統一され、
安定した状態.1 つのことに心が専注された状態」を指す。
口頭禅:現代中国語では、「口先だけ立派なことをとなえること」を
指しているが、仏教では、「口先だけの禅。知識だけの禅を口で説くこ
と」を指す。[註3]
語録:現代中国語では、語録は「偉人の言葉を集めたもの」を指す。
禅宗の祖師達が平常に語ったことを、侍社というおつきの者が筆録し、
編纂したものを申す。代表的な語録としては、臨済義玄禅師(唐)の臨
済録、円悟克勤禅師(宋)の碧巌録、万松行秀禅師(南宋)の従容録な
どがあげられ、中でも碧巌録と従容録は禅林の二大宝典として大切にさ
れてきた。[註4]
妄語:現代中国語では、妄語とは「うそ?いつわりを言う事」を指す
が、仏教では、第一は不殺生戒(せっしょう),第二は不偸盗戒(ちゅ
うとう),第三は不邪淫戒(じゅいん),不妄語戒はそれにつぐ第四にあ
げられている戒である。[註5]
本書には、「比丘」「方丈」のような仏教専門語も収めたが、ちなみに
説明しておくものとして、本書には、「比丘」「方丈」のような仏教専
門語も収めたが、 本研究の趣旨と一致しないので、問題外にする。 「語